定期購入 - 概要レポート
このページでは、収益化ダッシュボードの [概要] タブについて説明します。収益化レポートの概要については、収益化レポートを参照してください。
概要ダッシュボードへのアクセス
概要ダッシュボードを表示するには、次の手順を実行します。
- 開発者コンソールのダッシュボードで、[レポート] タブをクリックします。
- 左側のメニューで [アプリの統計データ] セクションを展開し、[収益化] を選択します。
- [概要] タブをクリックします。
概要ダッシュボード
アプリの定期購入インサイトを表示するには、[概要] タブで利用可能なフィルターを使用します。このタブには次のフィルターがあります。
- [データの表示対象] - アプリを選択します。
- [定期購入のタイトル(ASIN)] - 定期購入を選択します。
- [定期購入型アイテムの期間を選択] - 定期購入の期間の選択に使用します。
各フィルターには [すべて] オプションがあり、すべてのアプリと定期購入の指標が集計されて表示されます。フィルターを使用して対象を選択すると、KPIカードがダッシュボードに表示されます。KPIカードには毎日の指標が表示され、データが入手可能な最新の日が含まれます。カードには、KPIが前日から増加したか減少したかも表示されます。
次の表で、KPIについて説明します。
KPIカード | 説明 |
---|---|
定期購入の総収益 | 特定の日に発生した総収益。これには、ユーザーが支払った総額(税金を除く)が含まれます。 |
アクティブな定期購入 | その日の終わりにアクティブであった定期購入の数。これには、無料体験のユーザーも含まれます。 |
新規の定期購入 | 特定の日に開始された定期購入の数。これには、無料体験のユーザーも含まれます。 |
再びアクティブになった定期購入 | 以前の期間(特定の日より前)にアクティブで、キャンセルされ、特定の日に再びアクティブになった定期購入の数。 |
更新された定期購入 | その日に更新された定期購入の数。これには、無料体験のユーザーも含まれます。 |
キャンセルされた定期購入 | 特定の日にキャンセルされた定期購入の数。これには、無料体験中のキャンセルも含まれます。 |
定期購入のパフォーマンス
[アプリの定期購入のパフォーマンスはどのような状況になっていますか?] セクションを使用してKPIをカスタマイズし、マーケットプレイスやデバイスタイプなどの特定のディメンションのトレンドを確認できます。このグラフには、デフォルトビューとカスタマイズビューの2つのビューがあります。
-
デフォルトビュー: すべての指標を表示します。新規の定期購入、更新された定期購入、再びアクティブになった定期購入、キャンセルされた定期購入の積み上げ縦棒グラフを表示できます。積み上げ縦棒グラフは、アクティブな定期購入では使用できません。定期購入の総収益の折れ線グラフを表示できます。デフォルトでは、すべてのマーケットプレイス、すべてのデバイスタイプについて、過去30日間のデータが表示されます。
-
カスタマイズビュー: このビューは、[指標を選択] フィルターで選択した内容に基づいています。たとえば、[新規の定期購入] を選択すると、キャンセルされた定期購入の数を時系列で示す縦棒グラフを表示できます。また、これらの新規の定期購入に関連する収益の流入を示す折れ線グラフを表示することもできます。定期購入がキャンセルされると、収益にマイナスの値が表示され、流出が示されます。
グラフをカスタマイズするには、次の手順を実行します。
- [指標を選択] ドロップダウンから必要な指標を選択します。利用可能な指標には、 [アクティブな定期購入]、[すべての指標]、[キャンセルされた定期購入]、[新規の定期購入]、[再びアクティブになった定期購入]、[更新された定期購入] があります。
- [期間] フィルターを使用して、トレンドを確認する期間を選択します。選択肢には、[過去7日間]、[過去30日間]、[過去60日間]、[過去90日間]、[過去180日間] があります。
- グラフデータはデバイスタイプとマーケットプレイスで絞り込むこともできます。選択に基づいてグラフが更新されます。デバイスタイプのオプションには、 [すべて選択]、[Amazon Fire TV]、[Amazon Fireタブレット]、[その他] があります。[その他] は、ウェブ経由での購入など、未分類のデバイスタイプで行われた定期購入を含むマイナーなカテゴリーです。
注: 一度に選択できるデバイスタイプとマーケットプレイスは1つだけです。
ダッシュボードビューは、開発者アカウントに関連付けられているユーザーごとに個別に設定されます。ユーザーの選択はそのユーザーにのみ適用され、他のユーザーのダッシュボードビューには影響しません。
データテーブル
[データテーブル] セクションには、デフォルトビューとカスタマイズビューもあります。デフォルトビューでは、データテーブルに、選択したデバイスタイプ、マーケットプレイス、期間のすべての指標が表示されます。カスタマイズビューでは、特定の指標を選択すると、2つのテーブルが表示されます。1つはマーケットプレイス別のKPIを表示し、もう1つはデバイスタイプ別のKPIを表示します。いずれのビューでも、テーブルの各行は1日の指標を示します。
定期購入 - 概要レポートのダウンロード
[ダウンロードセンター] で、月ごとの定期購入 - 概要レポートをダウンロードできます。
レポートをダウンロードするには、次の手順を実行します。
- 開発者コンソールのダッシュボードで、[レポート] タブをクリックします。
- 左のメニューで [ダウンロードセンター] を選択します。
- メインパネルで、[定期購入 - 概要レポート] を展開します。
- ダウンロードするレポートの月を選択します。
ダウンロード可能な定期購入 - 概要レポートのフィールド
CSVファイルは、.csvという拡張子が付いたテキストファイルです。ローカライズされた文字列をサポートするには、CSVファイルにUTF-8エンコードを使用する必要があります。
CSVファイルの1行目は、列名を表示するヘッダーです。2行目以降は、1行に1つのレポートアイテムの情報が含まれています。
次の表は、CSVファイルの各行のフィールドについて説明しています。
フィールド | タイプ | 説明 | 例 |
---|---|---|---|
Date | 文字列 | イベントがトリガーされた日付。MM-DD-YYYYの形式で表されます。 | 03-13-2023 |
Device Type | 文字列 | イベントがトリガーされたデバイスのタイプ。 | Fire TV |
Marketplace | 文字列 | イベントが発生したAmazonマーケットプレイス。有効な値は、 Amazon.com、Amazon.co.uk、Amazon.de、Amazon.fr、Amazon.it、Amazon.es、Amazon.co.jp、Amazon.ca、Amazon.com.br、Amazon.com.au、Amazon.in、Amazon.com.mx、ALLです。 | Amazon.com |
App ASIN | 英数字の文字列 | アプリのASIN(Amazon Standard Identification Number)。 | C00006M4PF |
App Name | 文字列 | ASINに対応するアプリの名前。 | |
Subscription SKU | 英数字の文字列 | 定期購入固有の英数字コード。 | |
Subscription ASIN | 英数字の文字列 | 特定の定期購入型アイテムのASIN(Amazon Standard Identification Number)。Amazonグループが取り扱う、書籍以外の商品を識別する10桁の番号。注: 1つのアプリのASINに複数の定期購入のASINが含まれる場合があります。 | |
Subscription duration | 文字列 | 特定の定期購入のASINで提供されるプランの期間。値: Day、Week、Month、Year。 | Month |
Subscription title | 文字列 | 定期購入のASINに対応する定期購入のタイトル。 | Standard Monthly |
Total subscriptions revenue | 整数 | 特定の日に発生した総収益(USD)。これには、ユーザーが支払った総額(税金を除く)が含まれます。 | 2908800 |
Active subscriptions | 整数 | その日にアクティブであった定期購入の数。これには、無料体験のユーザーも含まれます。 | 153396 |
New subscriptions | 整数 | 特定の日に開始された定期購入の数。これには、無料体験のユーザーも含まれます。 | 5623 |
Renewed subscriptions | 整数 | その日に更新された定期購入の数。これには、無料体験のユーザーも含まれます。 | 10938 |
Cancelled subscriptions | 整数 | 特定の日にキャンセルされた定期購入の数。これには、無料体験中のキャンセルも含まれます。 | 850 |
Reactivated subscriptions | 整数 | 以前の期間(特定の日より前)にアクティブで、キャンセルされ、特定の日に再びアクティブになった定期購入の数。 | 1879 |
定期購入 - 概要によくある質問(FAQ)
収益化の [概要] タブに関するよくある質問を以下に示します。
定期購入の指標のレポート更新
- Q: Amazonが利用可能な定期購入のKPIを更新するのはなぜですか?
- Amazonでは、アプリの定期購入の全体像を把握し、収益化のパフォーマンスを測定して、成長分野を特定するのに役立つKPIを提供したいと考えています。新しいKPIは、日次レベルでデータを確認し、定期購入のファネルパフォーマンスのトレンドを確認できるように設計されています。たとえば、新規の定期購入、更新された定期購入、再びアクティブになった定期購入の数は流入を示す収益指標であり、キャンセル数は流出を示す収益指標です。
KPIは、個々の定期購入(ASIN)と期間(日、月、年など)ごとに最大180日間、日次トレンドとして確認できます。また、デバイスタイプやマーケットプレイスのディメンション全体で集計して表示することもできます。 - Q: 現在の指標は以前の指標とどのように比較されますか?
- 次の表は、ダウンロード可能なレポートの以前の指標と現在の指標を比較したものです。
以前の指標 現在の指標 アクティブ: 指定した日付の終了時(協定世界時の午後11:59)にアクティブな定期購入型アイテムの合計数。 アクティブな定期購入: その日の終わりにアクティブであった定期購入の数。これには、無料体験のユーザーも含まれます。 開始: 指定した日付に使用が開始された定期購入型アイテムの数。 注: これは、新規の定期購入、更新された定期購入、再びアクティブになった定期購入を区別しない1つの集計指標です。新規の定期購入: 特定の日に開始された定期購入の数。これには、無料体験のユーザーも含まれます。
更新された定期購入: その日に更新された定期購入の数。これには、無料体験のユーザーも含まれます。
再びアクティブになった定期購入: 以前の期間(特定の日より前)にアクティブで、キャンセルされ、特定の日に再びアクティブになった定期購入の数。終了: 指定した日付にキャンセルされるか、更新されずに終了した定期購入型アイテムの数。 注: これは、特定の日にキャンセルされた定期購入をすべて網羅した数です。
返金済: 指定した日付に返金された定期購入型アイテムの数。注: これは、更新期間の終了前にキャンセルされ、ユーザーに返金された定期購入のみを示します。キャンセルされた定期購入: 特定の日にキャンセルされた定期購入の数。これには、無料体験中のキャンセルも含まれます。
キャンセルされた定期購入に関連する収益指標は、キャンセルされた定期購入に伴う合計返金金額を示します。
さらに、キャンセルレポートには次の指標が含まれます。
自発的なキャンセル: ユーザーの明示的なアクションにより、キャンセルされた定期購入の数。
非自発的なキャンセル: ユーザーによる明示的なアクションがないためにキャンセルされた定期購入の数。 -
次の表は、グラフとトレンドの以前の指標と現在の指標を比較したものです。
以前の指標
(レポートの概要)現在の指標
(アプリの統計データ - 定期購入 - 概要)一意の定期購入: 選択した期間における有料定期購入(ユニット)の合計数。
「ユニット」は、一意の定期購入の増加率や減少率に関連する一般的な用語です。「一意の定期購入」指標は、特定の日の「新規の定期購入」+「更新された定期購入」+「再びアクティブになった定期購入」の合計に相当します。
これら3つの指標により、定期購入に関する情報が以前の指標よりも詳細に表示されます。定期購入を利用しているアクティブユーザー数: 指定した日付の終了時にアクティブな定期購入型アイテムの合計数。 アクティブな定期購入: その日の終わりにアクティブであった定期購入の数。これには、無料体験のユーザーも含まれます。 売上: 特定の期間における定期購入の合計収益を示す販売価格の合計。 定期購入の総収益: 特定の日に発生した総収益(USD)。これには、ユーザーが支払った総額(税金を除く)が含まれます。 - Q: 古いデータは変更されますか? 古いデータには引き続きアクセスできますか?
- 近い将来、古いデータにはアクセスできなくなります。古いレポートは新しいレポートに完全に切り替わります。[ダウンロードセンター] にある従来の定期購入レポートのCSVファイルと、[レポート] ページの [概要] セクションにある定期購入関連のグラフは、近い将来、削除されます。
現在の指標と以前の指標の違いを理解するには、前の現在の指標は以前の指標とどのように比較されますか?の表を参照してください。 Amazonアプリストアでは、新しいレポートとダッシュボードを使用して定期購入のパフォーマンスをより包括的に把握し、ビジネス上の意思決定に役立つKPIの日次トレンドを追跡することを推奨しています。 - Q: ダウンロード可能なレポートやプログラムでアクセスできるレポートで指標は変更されますか?
- 近い将来、ダウンロード可能なCSVファイルの古いデータにアクセスできなくなります。ただし、まもなくReporting APIを使用して新しいレポートにアクセスできるようになります。
指標
- Q: 「再びアクティブになった定期購入」と「更新された定期購入」の違いは何ですか?
- 更新された定期購入は、特定の日にユーザーによって更新された定期購入の数です。これらの定期購入は既にアクティブで、更新予定になっていて、更新されたものです。
再びアクティブになった定期購入は、以前にアクティブであって、その後キャンセルされ、ユーザーが特定の日に再開した定期購入の数です。
更新された定期購入は継続的にアクティブでしたが、再びアクティブになった定期購入は再びアクティブ化されるまでは非アクティブになっていました。 - Q: 顧客が定期購入をアップグレードまたはダウングレードした場合、キャンセルされた定期購入と再びアクティブになった定期購入のデータにはどのように反映されますか?
- 定期購入分析はプランビューでのみ使用できます。つまり、定期購入の各プランのパフォーマンスを確認できるということです。現在、ユーザーがプランに加えた変更(週ごとから月ごとへの変更など)に関係なく、ユーザーの定期購入の全期間にわたるパフォーマンスは表示されません。そのため、キャンセルされた定期購入には、ユーザーがプランをアップグレードまたはダウングレードしたことがキャンセルの原因であったことを示す具体的な指標はありません。たとえば、ユーザーが週額プランから月額プランにアップグレードした場合、週単位の期間ではキャンセルされた定期購入としてカウントされ、月単位の期間では新規の定期購入としてカウントされます。
同様に、ユーザーが継続的な定期購入(たとえば、週単位または月単位)をキャンセルし、後で同じプランを再びアクティブにした場合、これは再びアクティブになった定期購入としてカウントされます。しかし、週額プランをキャンセルして月額プランに登録した場合、再びアクティブになった定期購入としてカウントされません。
定期購入のプラン変更を含む、定期購入コホートの長期にわたるリテンション率については、リテンションダッシュボードを参照してください。 - Q: アクティブな定期購入の指標が他の指標よりも大幅に高いのはなぜですか?
- 他のすべての指標、新規の定期購入、更新された定期購入、再びアクティブになった定期購入、キャンセルされた定期購入は、1日単位の指標ですが、アクティブな定期購入は1日単位の指標ではありません。
アクティブな定期購入は、特定の日の終わりの時点でアクティブな定期購入の数を示します。これには、以前に新規登録、再アクティブ化、更新され、特定の日の終わりにアクティブになっている定期購入が含まれます。当然、アクティブな定期購入は、全体的なアクティブな定期購入ベースを示すため、他の指標よりも大幅に高くなります。 - Q: 定期購入数と収益指標を時系列で集計することはできますか?
- はい。アクティブな定期購入を除き、定期購入の数と収益指標を時系列で集計できます。アクティブな定期購入を集計すると、二重にカウントされます。たとえば、特定の定期購入が2日間にわたってアクティブであった場合、定期購入は1つのみであるにもかかわらず、2つの定期購入としてカウントされます。
新規の定期購入、更新された定期購入、再びアクティブになった定期購入を合計し、キャンセルされた定期購入を差し引くと、時間の経過に伴う純新規の定期購入を確認できます。
特定の日の終了時点でのアクティブな定期購入は、次の式で定義されるすべての日次指標の集計です。
今日のアクティブな定期購入 = 前日のアクティブな定期購入 + 新規の定期購入 + 再びアクティブになった定期購入 - キャンセルされた定期購入
。
データ可用性(ダッシュボードとレポート)
- Q: データはどのくらいの頻度で更新されますか?
- ダッシュボードとダウンロード可能な月次レポート(CSVファイル)のデータは、24時間分のデータで毎日更新されます。利用可能になる新しいデータは、48~72時間前に発生したトランザクションのものです。たとえば、10月30日には、10月27日から24時間分のデータが利用可能になります。
- Q: 以前の指標は24時間後に利用可能になっていました。新しい指標の更新が遅いのはなぜですか?
- Amazonでは高品質のレポートを提供するように努めており、レポートの更新間隔を24時間よりも48時間にした方が、情報の完全性とデータの品質が向上すると判断したためです。
- Q: 過去何か月分のデータを確認できますか?
- どの時点でも、ダウンロードできるのは12件のレポート(12か月分のデータ)までです。アプリの統計データダッシュボードには、[過去180日間] の [期間] オプションがあり、最大で過去6か月分のデータを表示できます。
売上レポートとの比較
- Q: 収益の数値は、売上レポートや収益・支払いレポートの数値と一致していますか?
- はい。定期購入の総収益の数値は、売上レポートおよび収益・支払いレポートの数値とほぼ一致しています。ただし、ファイナンスレポート(売上、収益・支払い)の数値は、支払い時の為替レートを考慮してマーケットプレイスの通貨で報告されるため、わずかな違いが見られる場合があります。定期購入分析ダッシュボードの収益の数値はUSD単位で表示されます。
Last updated: 2025年4月29日